流星花园日版-日语台词第8集.doc
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『いざ女子高生日本一決定戦』 つくし(井上真央)は、道明寺(松本潤)から、ビルの屋上に来いと電話で 呼び出されるが、つくしの父・晴男(小林すすむ)がリストラされたと聞いて ショックを受け、それどころではない。 「パパ・・・どういうこと?」つくしが聞く。 「そんなの、こっちが聞きたいよ。」 「あのさ・・・ここ、社宅だよね、パパ。」と進(冨浦 智嗣)。 「リストラされた、ってことは、もしかして・・・」 「クリスマスまでにここを出て行かなきゃいけないって・・・。」 と千恵子(石野 真子)。 「え・・・もうすぐじゃん。」 「チキショー。ヤケ酒だ!!」 気の抜けたビールに余計悲しむ父・晴男。 つくしや進はなんとか父を励まそうとし、千恵子も夫に特別に 栓を開けていないビールを差し出した。 「ありがとう!パパ、頑張る!!絶対に、頑張る!!」 その頃、つくしの部屋で鳴り響く『俺様専用携帯』。 だがつくしはそれに気付かず。 天体望遠鏡で土星を見せてあげようと思っていた司は怒り心頭。 「あのヤロウ!」と呟き大きなくしゃみ。 カフェでランチを取るF4. 「土星人?」 西門(松田翔太)、美作(阿部力)が声を揃える。 「で、誰が土星人なの?」と西門。 「俺と牧野がだよ!」 「土星って、あの、輪っかのついた、あの、土星?」 「だからそうだって言ってんだろ! 水・金・地・火・木・ドッテンコロリンの、土星だよ!」 「ドッテンコロリンって何?」類(小栗旬)が真顔で聞く。 「それウケルかも。」西門と美作が笑う。 「とにかく!! 俺と牧野は、土星人どうしだから、運命共同体なんだよ。」 カフェの窓から空を編み上げる司。 「頭、大丈夫か?」と西門。 「せっかく俺たちの故郷の星、見せてやろうと思ったのに。 あの貧乏女!バックレた上にシカトぶっこきやがってよ!」 「あのねー司君。僕らは地球で生まれた地球人ですよー。」と西門。 「土星で生まれた人はいませんよー。」と美作。 「そんなことはわかってる。 ふっ。バカかお前。」呆れたように笑う司。 類は楽しそうに微笑み、口元を上品にナプキンで拭いたあと席を立つ。 「やだちょっと!花沢類さんと目が合った!」 「こっち来るよ、どうしよう!!」 百合子グループがドキドキしているところへ類が話しかける。 「ねえ。」 「はい!!」3人が立ち上がる。 「牧野は?」 「牧野さん、お休みしてますけど。 ズル休みだと思いま、キャーっ!!」 司が百合子を突き飛ばす。 「いやぁ。道明寺様にこんなことされたら私ショックで、」 「勝手にしろ、ブスッ!!」 「ちょっと司、どこ行くの?」類が聞く。 「牧野が来てねーから帰るんだよっ!!」 土星人・・・。司って意外とロマンティストですね! ドッテンコロリンには笑っちゃいました。 百合子役の瀬戸早妃さん、いつも思いっきり突き飛ばされる役で ちょっと可哀想。^^; 父親の再就職もままならず、つくしは借金を返すために休学届を出して バイト探しに明け暮れる。 「星占い?」美作と西門が類から占いの本を見せてもらう。 「これによると、司も牧野も土星人なんだって。 で、それを司に教えてあげたら、もう、大喜び!」類が説明する。 「それで牧野に土星見せたいと思ったのかー。」 「でも、何で牧野来なかったんだろうね。」と類。 「電話も出ないらしいね。」と美作。 「優紀ちゃんに聞いてみようっか。」 西門が携帯で優紀(西原亜希)に連絡を取る。 「もしもし。優紀ちゃん。 ・・・ えーーーーっ!!リストラ!?」 西門さん、いつの間に優紀の電話番号を!?(笑) =西門家= 茶をたてる西門の前に、優紀、類、美作が並んで正座する。 「はい! お父さん昇進出来るって話した直後で、家族みんなで喜んでいた矢先の ことらしいです。」 「つーか何でそんなに嬉しそうなの?」美作が聞く。 「いやぁ。西門さんに電話しようかなーって思ったけど、 やっぱり勇気ないなーなんて、落ち込んでた矢先で、 まさか西門さんが」 「しかし悲惨だよなー。 ただでさえ貧乏なのに、リストラか・・・。」 優紀の話など聞いていない三人。膝を寄せて話し合う。 「やっぱり遊び人なんですか?西門さん!」 優紀をちらっと見る三人。だがすぐに視線を戻す。 「それ、司の母ちゃんじゃない?」と類。 「あの・・・。」戸惑う優紀。 「司の姉ちゃんの時と一緒だよ。」 =道明寺家= 大きなダイニングテーブルの端と端で食事をする司と楓(加賀まりこ)。 「最近にしては、珍しいわね。うちで夕食取るなんて。」 「俺がか?それともあんたがか? いつになったら帰るんですか? ・・・さっさと帰れよ。」 「全て方がついたらついたら、すぐにニューヨークに帰るわ。 ・・・片がついたらね。」不気味に笑う楓。 晴男が500万円の借金を作ってしまい、家にガラの悪い男たちが 取り立てに来る。 支払期限まで、あと10日・・・。 つくしが学校に休学届けを出す。 「ついに授業料払えなくなったんじゃない?」 「きっとこのまま学校辞めるわよ。」 「やだー。もう最高じゃない、それ。ホホホ!」 百合子たちが騒ぐ。 その声はカフェの二階にいる西門、美作、類にも届く。 「やっぱり司のお袋かんでるか・・・。」 「いや、そりゃ、わかんないけど・・・。」 休学届けを出したつくしだが、なかなかバイトが見つからずに 落ち込んでいた。 リストラされた上に借金500万。 晴男を責める千恵子。両親の悲痛な面持ち。 「こういう時こそ、家族みんなで、力を合わせて頑張ろうよ!」 つくしは家族にそう言った。 今は自分が頑張らなければ。 「上を向いて歩こう!」 つくしはそうつぶやきまた歩き出す。 そのとき、花沢類から電話が入る。 「なんか、大変みたいだね。」 「うん。・・全然、大丈夫だよ。」 「ちょっと、話があるんだけどさ。 今、どこにいるの?」 「池袋の、西口公園だけど・・・。」 司は西門、美作から、つくしが休学届けを出したと聞き驚く。 求人誌を見ながら類を待つつくしに、男が声をかけてきた。 「英徳のお嬢様だよね。バイト探してんの? すっげーいいバイトがあるんだけど。 制服姿、ちょこっと撮らせてもらえれば、10万!」 「・・・マジ!?」 西門・美作が司に、母親が絡んでいるのでは、と言おうとした所へ 「大変みたいですね、つくしちゃん。」 桜子(佐藤めぐみ)が声をかけてきた。 「おいコラ!またお前の仕業か!?」桜子に掴みかかる司。 「本当に何も知りませんから。」 「ウソつけ! 牧野に何かあるときは必ずお前が絡んでるんだ!」 「本当に今回は、お母様には何も頼まれていませんから!」 「あ!? ・・・お前、うちのババァとつるんでたのか!?」 「でも、私は私の意思で、道明寺さんと一緒にいたいって思ったから!」 司は桜子を突き放し、カフェを出ていく。 その頃つくしは古いビルの一室に連れてこられていた。 「ちょっと脱いでもらえれば、10万だよ。」 「制服姿だけって言ったじゃない!」 「甘い話には裏があるって言うでしょ。」 「来ないで!近づかないでよ!!」 「裏は裏でも、裏ビデオってね。」 つくしが悲鳴を上げる。 必死に抵抗するも、三人係でベッドに押さえつけられるつくし。 その姿を捉えるカメラが突然蹴り倒される。 「何やってんの、あんたら。」類だ! 「邪魔すんな、こら!」 三人が類に向ってくるが、類は次々と蹴り、殴り倒し、 「逃げるぞ!」類がつくしの手を引くと、 つくしは慌ててカバンを拾いあげ、男の頭を2発殴って逃げ出した。 「姉ちゃんか? ちょっと力貸してくんねーか?」 司は車の中から椿(松嶋菜々子)に電話をした。 公園のベンチに座る類とつくし。 「また、花沢類に助けられちゃった。 ・・・ありがとう。」 「司には、お父さんの話とか、休学の話とか、してないの?」 「うん。」 「余計な心配させたくないから?」 「いや、そういうわけじゃ、ないっていうか。」 「もしかしたら、司の母ちゃんが裏で動いているかもしれない。」 「え・・・。まさか・・・。」 「あの人・・・鉄の女だから。」 「いくらなんでも、そこまでしないでしょう。」 「いや・・・。 やるとなったら徹底的にやる人だから・・・。」 突然不安に襲われるつくし。 「一人で背負い込んでないで、 何かあったらいつでも相談してこいよ。」 類はそう言いつくしの頭を優しく撫でた。 =千石屋= 「鉄の女か・・・。」 「誰が?私が鉄の女!?」つくしの呟きに反応する女将(加藤 貴子)。 「違います!」優紀がきっぱりそう言うと、女将、舌打ち。 「あの! かつて愛した男の親で、 愛する息子のためなら手段を選ばない人って、いました?」 「おっと。逆パターンだよ。」と優紀。 「そういえばいたね。そういうやっかいな男。」 「お。食いついた!」と優紀。 「どんな人ですか?」 「ずばり、極道の女! 女手一つで育てたらしく、あいつが私を紹介した時は、 烈火のごとく怒り出してね。」 『覚悟しぃや。』 愛する夫の母親に睨まれる女将。 「でも、二人で頑として抵抗して、その時は幸せ勝ち取ったわよ。」 『舐めたらいかんぜよ!』 母親の前に進み出て、少しも怯まずにそう返す女将。 「そのあとは・・・」つくしが聞く。 「私の知らない間に、そのお母さんの手でどっか飛ばされちゃって、 それっきり。」 「・・・」 考え込むつくしに女将は封筒を差し出す。 中にはお金が入っていた。慌てて返そうとするつくしに 「お父さんの仕事が決まって落ち着いたら返してくれればいいから。」 女将はそう言い優しく微笑む。 「みんなが付いているんだから、相手が誰であろうと、負けるんじゃないよ。」 女将の優しさ、励ましに感謝するつくしだった。 女将のしてきた恋から答えを見つけ出そうとするつくし。 毎回色んな恋を聞かされてきましたが、これは今のつくしに とても役立ちそうなアドバイス。 今はとにかく怯むことなく突き進め。 ただ、女将の恋のように、司がどこかに飛ばされてしまわなければ いいのですが・・・。 「どこの会社に面接に行っても、名前が出た途端に 担当者の表情がガラっと変わって、門前払い食らっちゃってさ。」 「ママも今日一日中パート探したんだけど、履歴書見せると うちではもう人はいっぱいだからって。 おかしいわよね。」 「僕も新聞配達と牛乳配達、断られちゃった。」 家族の言葉に、つくしの脳裏に楓の顔が浮かぶ。 父親は日雇いの工事現場で仕事をして食いつなごうとしている。 「うちの家族、ほんっとうにお金とか仕事とかから 見放されているわよね。」母の言葉に 「そうじゃない・・・。 うちらはちっとも悪くない!」 つくしはそう呟き、楓のオフィスへと走り出す。 秘書・西田(デビット伊東)がつくしが来たことを楓に伝える。 「通してもいいわよ。」楓が冷たく微笑む。 その頃司は、空港近くに車を止め姉の到着を待っていた。 そんな司に、西田から電話が入る。 つくしが楓のいる部屋に通される。 「こんなところまでわざわざ、何の御用かしら?」 「いろいろ、お聞きしたいことがあります。」 「あなたの思っている通りよ。」 「え?」 「全ては、この私が仕掛けたことです。 あなた達ご一家が、私に宣戦布告をしてきた。 私はそれを受けた。 たったそれだけのことよ。」 「それだけのこと?」 「司にも、この道明寺家にも、今後一切関わりを持たない。 約束しなさい! そうしたら、何もかも、元に戻してあげるわよ、お嬢ちゃん。」 冷たく笑う楓。 「冗談じゃない! バッカじゃない!?」 「馬鹿!?」 「お金の力に物を言わせて、こんなやりたい放題やって 面白いですか!? いい年こいて、陰湿ないじめみたいなマネして楽しいですか!?」 「あなた何様のつもりなの!?誰に、」 「何様でもないですよ! あなたにとって私は、雑草かもしれないですけど、 でも、私は、人に恥じるような生き方してませんから。」 「そう?」楓が笑う。 「自分以外の人間を、全て見下すあなたは、最低の人間です! そんなあなたの言いなりには、絶対になりませんから! 失礼します!」 そう言い帰っていくつくしを、楓は険しい表情で見つめる。 家に走りこむ司を西田が迎える。 「牧野は!?」 「たった今、お帰りになりました。」 「ババァは牧野の家に何をした!?」 「椿様のときと同じように・・・。」 「・・・ババァぶっ殺す!」 「待って下さい! でも彼女は、代表の申し出を突っぱねました。 今は彼女を追いかけられた方が。」 「西田・・・。」 「正直、代表と一緒にいて、恐ろしく思うときがあります。 しかし彼女は、その代表に一歩も引かず、 人として恥じるような生き方をしたくないから、 代表の言いなりにはならないと。 今日のところは、代表に上手く伝えます。」 「悪ぃな。」 司はそう言いつくしを追いかける。 「ヤッベー。言っちゃったよ・・・。」 そう呟きながら歩くつくし。 「牧野!!」司が大きな声でつくしを呼び止める。 見詰め合う二人・・・。 やっと、二人は会えました。 考えてみたら、仲直りしてから二人が会うのは初めて!? 多分類&つくし、道明寺&桜子の4人でバッタリ会って以来!? ビルの屋上のテーブルで話す二人。 「なんか・・・久しぶりだな。」と司。 「そう・・・だね。」 「この前すっぽかしやがって。 一晩中待ってたんだぞ。」 「だって・・・。」 「この間、土星見せてやりたくてよ。」 「土星?」 「そう、土星。」 「それで一晩中待ってたの?」 「俺とお前は土星人だ。」 「何それ。」 「確か、あの辺にあるんだよな、土星。」 力なく頷くつくし。そんなつくしを心配そうに見つめる司は 自分のジャケットを羽織らせる。 「ババアに、啖呵切ったらしいな。」 「頭に血が上って、キレちゃって。」 「後悔してるか?」 「してないよ。ちょっと、怖いけど。でも、絶対に負けたくないし。」 「俺はさ、ぜってーお前の味方だから。 何が合っても、牧野のことを守るから。 それからお前の家族もな。」 司の言葉につくしも微笑む。 「まず、借金だな。 いくらぐらいあるの?」 「500万ぐらい、あるんだけど。」 「よし!それは俺が立て替えてやるから。」 「え!?ダメだよ、それは、絶対にダメ!!」 「何で?」 「だって・・・結局、道明寺のお母さんから貰ってんのと一緒だし。 そういうの、違うと思うし。」 「そりゃそうだけど、実際はどうすんの?」 「頑張って、バイト探す。」 「いっそよ、」 「うん?」 「結婚でもしちまうか?」 「え!?」 「ナイスアイドルだと思わない?」 「な、なに言ってんの。」 「あ、今の噛んだ。ナイスアイ・・・アイラブユー?」 見詰め合う二人。 そのとき司の携帯が鳴る。椿からだ。 事情を聞いた椿は、つくしにTOJに出場したらどうかと提案する。 「TOJ?」 「ティーンオブジャパン。略してTOJ。」司が言う。 「三年に一度、クリスマス前に、日本一の女子高生を決める大会があってね。」 「歴代の優勝者には、姉ちゃんとか、静とか。」 「お、お姉さんと、静さん・・・。」 「美と、知性と、良妻賢母を審査される、 格式あるコンテストなの。」 「そんな、私無理ですよ・・・。」 「あと優勝賞金500万円だし、英徳だったら特待生になれるわよ。」 「500万・・・。」 「でも、もう出場者決まってんじゃねーの?」 「大丈夫!歴代グランプリからの推薦枠があるから!」 「ほんとかよ、姉ちゃん!」 「ちなみに、このTOJの第一回目グランプリは、うちの母親。」 「え!?」 「ババァはTOJで優勝して、うちの親父に見初められたんだと。」 「だから認めざるを得ないってわけよ。」 椿は楓からつくしをTOJに出場させると聞き高笑い。 「あの小娘がTOJ!」 「出場するしないじゃなくて、優勝するしないの話をしているんです。」 「優勝!?冗談じゃないわ。」 「じゃあもし優勝したら、司との交際を許し、 牧野家に対する嫌がらせも全て止めていただけますね?」 「そんなこと、賭ける対象にもならないわね。」 「二言はないですね、お母様。」 「可能性・・・ありますかね、私に。」つくしが聞く。 「ない!」二人が即答。 「何だよ、それ。」 「でも、もしつくしちゃんが本気でこの大会に臨むなら、 私もあなたを全面的に応援する。」 「お姉さん・・・。」 「どうする?つくしちゃん。」 「やれよ牧野!豚にも真珠、」 「やりますお姉さん!よろしくお願いします!!」 司の言葉を遮る勢いでつくしが答えた。 早速そのことをF4に話す司。 「だからお前ら協力しろ、な!」明るい笑顔で司が言う。 「司、本気か!?」と美作。 「いくらなんでもグランプリは無理じゃねーの?」と西門。 「忘れたのかお前ら。 牧野はたった一人で、俺たちF4に立ち向かってきた女だぞ。」 西門、美作がはっとし、類が微笑む。 「あいつを優勝させて、うちのクソババァ、いや、日本中に、 牧野が最高の女だってこと、認めさせてやるんだよ!」 そう嬉しそうに言う司。 「面白いじゃん。」類が答える。 「牧野、うちで特訓してっから、今から来いよ。」 「行くか!」「よし!」 「なんせ、あいつが苦手なものばっかだからな、 美、知性、リョウサイケンボー。」 「良妻賢母!」西門が訂正する。 「司、楽しそうだね。」と類。 そんな楽しそうなF4を見つめる桜子・・・。 類の、カメラに消えそうな時に言うセリフがツボだったりします。 つぶやきまでが、しっかり『類』してる、っていうか。(笑) ダメモトでTOJに挑むつくしに、まずは椿がTOJについて説明する。 「いい?審査は三部門。 まずは、美しさの審査。 外見はもちろん、内面も重要だから、お茶とかお花とか、基本よね。 お茶立てたこと、ある?」 「あ、まぁ、お茶ぐらいは。」 「習ってたんだ!」 「習ってたっていうより、常識の範囲内ですが!」 急須で湯呑にお茶を注ぎ、茶柱が立ったと喜ぶ自分を想像するつくし。 「でもお姉さん! お茶は立てるんじゃなくて、入れるんですよ。」そう言いつくしが笑う。 道明寺そっくり! 「お茶は一からか・・・。」 「はい!?」 「二番目の審査が知性。 私たちの時は、一般教養、語学、専門分野まで、 何でも網羅するクイズだったの。」 「クイズか。クイズなら結構得意なんですけど!」 家族との一家団欒。 『コギャルが嫌いな小鳥はなーんだ?』 進の出す問題につくしが答える。 『わかった!カナリヤ!かなり嫌ーーっ!』 『正解!』 「いけるなー、私!」自信の出てきたつくし。 「ちなみになぞなぞじゃあないからね!」 「え?」 「三番目の審査が、良妻賢母。 これが結構曲者でね。」 「良妻賢母の審査って、何だったんですか?」 「私たちのときは、お好み焼きを作る。 両家の子女って、食べたことなかったり、作ったことなかったり する人が多いのよ。 でも私はラッキーなことに、司の大好物でね。 司が急に食べたい食べたいって言うから、 私が作り方を覚えて食べさせてあげたの。」 祭り会場で屋台のお好み焼きを見つめるチビ司。 『僕、お好み焼き、食べるかい?』 『そんなビンボーニンが食べる食べ物なんか、いらないよ!』 「最終審査まで残った人で、他にお好み焼きを作れる人が いなくてね。」 「じゃ、お好み焼きで優勝したんですね。」 「そう! つまり、何が起きるかわからないのがこの大会なの。 だから、あらゆる場合に備えて実力がないと、優勝できない。」 「あと、2週間ですよね・・・大会まで。」 「これから相当厳しい訓練になるから、覚悟してね。」 「・・・やっぱり、私・・・」 「お前らしくねーな。」 司の声に振り返ると、そこにF4が並んでいた。 「クソババアに啖呵切った元気はどこに行ったんだよ。 みんなお前の為に、力貸してくれるってよ。」 「え?」 「それから、」 司の視線の先を見ると、大勢の人たちが並んでいる。 「お前を指導してくれる先生達だ。」 驚きのあまり、言葉も出ないつくし。 「牧野、度肝抜いてやろうぜ。」と西門。 「俺たち付いてるから、安心しろ。」と美作。 「いつでも相談に乗るって言ったろ?」と類。 司がつくしに力強く頷く。 「みんな・・・。ありがとう。」 「お礼は優勝した時に、ね!」椿が微笑んだ。 「私・・・頑張ります!!」 F4が並ぶ姿は、やっぱりカッコいいですね~! このままユニットとしてデビューしてもOKって感じ! F4から猛特訓を受けることになったつくし。 まずは振袖を着て、西門が茶道を教え込む。 「違う違う!姿勢を正して、肩を上げない!」 「はい!」 あまりの苦さに「ウェェ。」と言ってしまうつくし。 「下品な声を出さない!」 「は、はい!」 「司を見て。」 見ると、美しい姿勢、作法でお茶を飲む司がいた。 つくし、目をぱちくり。 続いてチャイナドレスに着替え、美作から中国語のレッスン。 「何が食べたいですか?」 本を手に答えを探すつくし。 「北京ダック!」 司が完璧な中国語で答えるのに、つくしは又びっくり! 次はドレスに着替え、類にピアノのレッスンを受ける。 たどたどしく鍵盤を叩くつくし。 隣のピアノで同じ曲を完璧に弾きこなす司に、つくし、又々びっくり! その頃、楓は西田を呼びつけ次の段階に入ろうとしていた。 「西田。例のプランを進めなさい。」 「代表、そのプラ、」 「念には念を入れろと言っているんです!」 「・・・かしこまりました。」 そこへ桜子がやって来た。 「私もTOJに出場することになりました。」 「へぇ。」 「牧野つくしの優勝は、この私が、絶対阻止します!」 「ホホホホホ。あなたじゃ無理よ。」 「え・・・。」 「今まで、色々ご苦労さま。」 「ちょっと待って下さい、お母様!」 「お母様!? あなたにお母様と呼ばれるいわれは無いわ!」 桜子にそう言い放ったあと、楓は携帯である人物に連絡を取る。 「あ、もしもし?あや乃ちゃん? 道明寺でございます。ごきげんよう。」 つくしの特訓は難航する。 「そんなんじゃ優勝出来ねーぞ、タコすけ!」と司。 「タコすけとか言わないでよ! こっちだって真剣にやってんだから!」 本を頭に乗せてウォーキングの練習。 「基本がなってない。姿勢が悪いから落ちるんです。」 先生の英語を類が通訳する。 思わずその場に座り込むつくし。 「どうした?ちょっと休む?」類が聞く。 「全くお前はほんとに何やらせてもダメだなー。」 「初めからそう、何でもかんでも上手くいくわけないでしょう!」 つくしはそう言い部屋を飛び出す。 「ダメだもう・・・。 こんなんじゃ絶対、優勝出来ないよ・・・。」 自分の家のベッドに倒れこむつくし。 そこへ優紀から電話が入り、つくしは慌てて千石屋に向う。 「いきなり取引を止めるって、どういうことですか!? うちの商品に何か問題があったんでしょうか!? 理由は何ですか? お願いです、理由を教えて下さい!」 女将が泣き叫んでいた。 家に帰ると、借金取りたちがつくしの家のものを撤去している。 約束が違うと泣きすがる両親に、 「お宅らも、どえらいトコから目~付けられたもんや。」と男が言う。 「あと、2日待って下さい!お願いします!」 父が、母が、弟が、借金取りに土下座して頼んでいる。 たまらず、その場をそっとあとにするつくし。 街を当てもなく歩いていると、楓のニュースが大型ビジョンに映し出される。 『首相交代劇の裏に道明寺楓会長の影!!』 司を訪ねていくつくし。 「どうした?やる気復活か? ドジでマヌケでノロマな牧野君!」 「・・・やっぱ、やめる。」 「は?」 「相手が悪すぎたよ。 さすがの私もお手上げだわ。 外堀からきっちり埋めてって、いいトコついてくるよ、ほんっと! ケンカする相手、完璧に間違った。 お姉さんや、みんなには謝っておいて・・・。」 「とんだ根性なしだな! 所詮その程度の女か、お前は。 情けねー顔しやがって。まるで負け犬だな。」 「あんたに何がわかんの!?」 「あ?」 「こんなお金持ちで、何不自由ない生活して、 苦労だって何もしたことのないあんたに 何がわかんのよ!」 「わかるわけねーだろ。お前みたいな貧乏人の気持ちなんて。」 思わず道明寺の頬を叩くつくし。司が微笑む。 「牧野つくしはこうじゃなくっちゃ。」 「え?」 「その雑草パワーがあれば大丈夫だよ。」 「・・・」 「牧野は笑顔が一番似合うんだからよ。 あと怒った顔か。」 泣き出すつくしを、司が優しく抱きしめる。 「あんたのお母さんのせいで、関係ない人まで巻き込んでるんだよ。」 「優勝すればいいじゃんかよ。」 「けど、いろんな人に沢山迷惑かけて・・・ もう、これ以上出来ないよ。 限界だよ・・・。」 「お前んちのことは、とりあえず類が上手くやってくれてっから。」 類に指示され、男たちが家具を戻していく。 「ありがとうございます!」 「うちの娘がお世話になっています!!」 家族が類に感謝している。 「それから、変なヤツが押しかけてきても大丈夫なように、 類んとこのSPに見張らせている。 和菓子屋も心配することねーから。 総二郎が、西門一門のお茶会で使う和菓子を とりあえず大量に注文しておいたって。 あきらのやつ、和菓子屋の女将さんに参っちまっているみたいで、 総二郎の親父、必死に口説き落としたってよ。」 「ありがとう・・・。」 「いえ。」 見詰め合い微笑む女将とあきら。 西門と優紀も嬉しそうに微笑む。 「みんなお前の為に、力貸してくれてるんだ。 俺たちF4が味方で、怖いものがあるか!?」 つくしを抱きしめ、優しく頭をなでながら司が言う。 「お前らしくやれ。 俺はお前を信じてるから。 自信持て! この俺が認めた女なんだから、最強に決まってるだろ。」 「私・・・」 「大丈夫!土星人は、土壇場で軌跡を起こせるんだってよ。」 「何だよ、それ・・。」 「俺とお前は、運命共同体なんだから。」 「・・・私、頑張る。」 司はつくしの頭の手を置き 「がんばれ。」とエールを送った。 =ティーンオブジャパン2005= F4と一緒に会場入りするつくし。 「でも道明寺って、何でも出来るよねー。」 「まあ、エイセイ教育受けてたからな。」 「コイツ、やっぱ日本語が一番弱いんだ。」 「だから日本語に強いも弱いもねー! 言葉なんだから。 お前本当に大丈夫か!?」面白そうに笑う司。 「出た出た・・・。」 「よし。行くぞ!」 道明寺の言葉に、5人が会場へと歩き出す。 「司!」 司を呼び止める声につくしが振り返ると、美しい少女が微笑んでいる。 「あや乃・・・?」 「久しぶり。元気だった? みなさん、ごきげんよう。」 「何だよ!」 「おばさまから連絡があってね、私の推薦状で、TOJに出て頂戴って。 だから、ロンドンから急遽帰ってきたの。 じゃあ、またあとでね。」 楓がつくしに対抗する刺客として送り込んだ女性、それは司の婚約者、 栗巻あや乃(酒井彩名)だった・・・。 「さすが司の母ちゃん・・・鉄の女だよ。」と美作。 「とんでもない爆弾ぶち込んできたなー。」と西門。 「今の綺麗な人、誰?」 「栗巻あや乃。 代議士の娘で、司の婚約者。」類が答える。 「え・・・。」戸惑うつくし、そして司・・・。 控え室に桜子を見つけ駆け寄るつくし。 「桜子!」 「ここではお互い敵だから。 気安く話しかけないで!」 桜子はそう言い立ち去る。 つくしは心細そうに辺りを見渡す。 鏡を見つめるあや乃と目が合うと、あや乃が美しく微笑みかける。 「荷物になる。いらない!」 パンフレットを美作に渡す類。 司がトイレで手を洗っていると、背後に人の影。 司は殴られ、気を失う。 「それではこれより、ティーンオブジャパン2005。 出場者の入場です!」 つくしたちが部隊に足を踏み出そうとする頃、会場から急発進する 黒塗りの車。 後部座席には縛られた司が。 縄をほどこうと必死に暴れていた。 勇気を振り絞り、つくしステージへと踏み出した。 『次週、最終回 15分枠大スペシャル!! 運命の女神は微笑むのか・・・!? 感動のクライマックスを、お見逃しなく!!』- 配套讲稿:
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