流星花园日版-日语台词第3集.doc
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『涙!!サヨナラ大好きなヒト!!』 藤堂静(佐田真由美)の帰国パーティーに招待されたつくし(井上真央)。 ドレスアップして見違えるほど美しくなったつくしを、花沢類(小栗旬)が褒めた ことから、道明寺司(松本潤)と類がつかみ合いの喧嘩に! 止めようと割って入ったつくしに、司は覆いかぶさるように倒れ… 重なり合ってしまう、唇と唇。 なんと、これが二人にとってファーストキスだった!! バイト先で親友の優紀(西原亜希)にそのことを話すつくし。 「良かったじゃなん、つくし!」 「良くないよ。最悪だよっ!」 「だってその人のこと好きだったんでしょ?」 マージャンをしながら、西門(松田翔太)、美作(阿部力)に道明寺が怒鳴る。 「好きなわけねーだろっ!!」 「花沢類じゃないの?キスの相手。」と優紀。 「・・・最悪だよ。」 「でも何で?何でつくしのこと目の仇にしているヤツがキスするわけ?」 「だからやっぱりちょっとは狙ってたと思わない?」西門が道明寺に言う。 「ふざけんな!そんなわけねーだろっ!」 「だって倒れこんで唇重なりましたって、マンガじゃないんだからさ。」と美作。 「じゃあ俺がしたくてあの貧乏女とキスしたって言うのかよっ!」 「その可能性は大アリだよね。」 女将(加藤貴子)がつくしと優紀の会話に口を挟む。 優紀が何の為に、と理由を聞くと、 「あんたにとってこの世で一番憎む相手とのファーストキスで、 あんたの人生にとてつもないトラウマを背負わせるために決まってるじゃない。 あんたのファーストキスは、あんたのこの世で一番嫌いな男に奪われた。 しかもあんたがこの世で一番愛する男の目の前で、 ファーストキスされちゃったんだよ。 で・・・ファーストキスの味はどうだった?」 女将の言葉につくしはますます落ち込んだ。 「ファーストキスじゃねーよ!」ダーツをしながら司が怒鳴る。 「いや、俺の知っている限りだとファーストキスだな。」と西門。 「だからちげーよ!」 「やっぱ司はやることが一味違うね。」と美作。 「お前らの知ってる俺が俺の全てじゃねーぞ!」 「じゃあ、いつした?」 「え?」 「昨日のがファーストキスじゃないなら、いつした?」 「あ?・・・だからあれだよ。・・・おととい?」 落ち込むつくしに、優紀は類に告白しちゃえとけしかける。 だがつくしは、類の静への一途な思いを知ってしまい、踏み出せずにいた。 「気持ち伝えないで、このままフェイドアウトして終わっちゃうなら、 きちんと伝えて、かすかな可能性でもそれに賭けた方が絶対いいって!」 「そう・・だけど・・・」 花沢類が貸してくれたハンカチを見つめるつくし。 「なんか、うまくいきそうな気がするんだよね。」優紀が言う。 「・・・可愛いってさ、言ってくれたんだよね。」 「え?」 「花沢類がさ、着替えた私見て、可愛いって言ってくれたんだよね~・・・。」 「マジで!?」 つくしがうっとりした様子で頷く。 「つくしの王子様が!?」 つくしが又頷く。 「花沢類がぁ!?」 類のことを話すつくしは恋する乙女モードで可愛いですね。 「だから類のことは口にするんじゃねーよ!」 車にどっかりと座る道明寺は、チェスをする西門と美作に言う。 「そんなこと言わないで許してやれよ。」と西門。 「あいつが詫び入れてきたら許してやる。」 「類がいないと寂しくて仕方ないくせに。」と美作。 「関係ねーよ。類なんかいてもいなくても。」 その頃、類は静といた。 「そんなに突っ張ってないで、きちんと司とは仲直りするのよ。」 「あいつ最近暴走しすぎなんだよ。」 「そうかもしれないけど。」 「俺がキレたのは、静に失礼なことを言ったのが許せなかったから。」 「でも、司とつくしちゃんがキスしたとき、ちょっと司に妬いたんじゃない?」 「え?」 「類があの子に惹かれるのも・・・わかるなー。 一人でも負けない強さがあって、 本当に真っ直ぐな瞳をしているもんね。 それで私も背中押されちゃったかなー。」 道明寺たちを乗せた高級車がつくしとすれ違う。 「停めるか?司。一期一会だよ。」と西門。 「え・・・ふざけんなよ。余裕でスルー。」 そう答えながら、司はすれ違うつくしの姿から目が離せなかった。 静が続ける。 「あの子のこと、大切にしてあげなよ。 これで心置きなく、自分の思うとおりに生きられる。」 「・・・汚ねーよ。 俺の気持ち知ってて、もてあそぶようなことばっか言ってさ。」 「・・・類。」 「わかってんだろ?何が心置きなく生きられるだよ。 意味わかんねーよ。」 「類!」 類は雨の中、静の屋敷のテラスから飛び出していく。 雨に降られたつくしが雨宿りをしていると、静が類の名を呼びながら 追いかける姿に気づく。 「私ね、フランスに戻ることにしたの! 自分の足で、自分の力で生きて行く為に、フランスに戻ることにしたの。 自分の夢だった、国際弁護士になるために、 藤堂の家は捨てる。 私は、藤堂財閥の娘としてではなく、一人の人間として、 一からフランスで生きていきたいの。」 つくしは何も答えられずにいる類の背中を切なそうに見つめていた。 牧野家の夕食。 つくしの弟・進(冨浦智嗣)の試験対策にと問題を出す母・千恵子(石野真子)。 『千載一遇』という問題に 「わかった!洗濯をするときに、洗剤はカップ1杯でグーですよー!」 進の答えに千恵子が正解を説明する。 「千年に一度しか会わないほどの絶好の機会という意味です。 たとえば、大好きで大好きで仕方のないほどの人が突然彼女と別れてしまい、 フリーの状態だった。これぞ千載一遇のチャンスだ、というように使います。」 「ごちそうさま。」つくしが席を立つ。 晴男(小林すすむ)が心配すると、 「なんか・・・胸がいっぱいなの。」と言い部屋へ。 「じゃあ、僕もごちそうさま。」 「どうした、進まで。」 「うん・・・。なんか、胸がおっぱいでさ・・・。」 「進、上手いぞ!公立高校合格間違いなし!腕上げたなー!」父が喜ぶ。 「恋じゃないのかしら・・・。 あの日からよ。あのパーティーに行った日から、何か様子がおかしいのよ。」 つくしの様子を心配する千恵子が言う。 「もしかして、どこかの財閥の御曹司と、恋に落ちたんじゃない!?」と進。 「それで、身分の違いに苦しんでいるのか?」と晴男。 「本気なのよ・・・あの子、御曹司との恋に本気なのよ!!」 「姉ちゃんに、千載一遇のチャンスが訪れたってこと!?」 「玉の輿~!!」3人が声を揃えて言う。 「千載一遇・・・か。」 つくしは類に借りたハンカチを手洗いし、そして丁寧にアイロンをかけた。 洗濯機で洗わないところがいいですね。 翌日、非常階段にハンカチを持っていくが、類はいなかった。 つくしがカフェテリアでため息をついていると、生徒達が集まってきた。 「三条桜子が学校に来れなくなったって言うのに、 ずぶとい神経してるわよねー。」 「はぁ!?」 「あの子、学校辞めるらしいわよ。 元はといえば、あんたのせいなのに、 よくぬけぬけと登校できるよねぇ。」と浅井百合子(瀬戸早妃)。 つくしは桜子の家へと走り出す。 桜子を見舞うつくし。 「学校へ行く気しないのは確かだけど・・・」桜子(佐藤めぐみ)が言う。 「ごめんね。私のせいで・・・」 「ううん。 つくしちゃん、パーティーでさ、道明寺さんとキスしたって、本当!?」 「キスっていうか、あれは事故だから。」 桜子はそれを聞くと布団に潜ってしまう。 「あ、でも大丈夫だよ。イジメは酷くなったりしてないから。」 「・・・」 「桜子さ、私は、ずっと桜子の味方だからさ。 寂しくなったら、いつでも連絡頂戴ね。」 桜子は返事もしなければ顔を出すこともなかった。 「じゃあね。」 つくしが部屋を出ていく姿を、桜子は睨むように見ていた。 桜子・・・。 つくしが学校へ走って戻る途中、黒塗りの車が横断歩道に止まる。 窓から顔を出したのは、司だ! 「最悪・・・」と呟くつくし。 「おぅ!お前かよ・・・偶然だな。」 「そこ停まってると、歩行者の邪魔になるんですけど。」 「お前学校サボって何やってんだよ。」司が車から降りて聞く。 「関係ないでしょ!」 「はぁ!?」 「つーか自分だってサボってんじゃん。」 「俺はこれから行くんだよ。」 「ああそう。じゃあ私帰る!」 「おいおいおい! お前、この前俺とキスして、俺のこと意識しているんじゃねーだろうな。」 「はぁ!?バッカじゃない。意味わかんないし。」 「乗れよ。」 「え?」 「地獄の学園まで送ってってやる。乗れ!」つくしを引っ張る司。 「ちょっちょっちょ、やめてよ!!あり得ねーっつーの!」つくしが走り出す。 「何だと、テメー!」司が追いかける! 「いや~~~だ~~~!」 「待てこら~~っ!」 二人が走る反対車線を、高級車が暴走。Uターンして二人を追い越す。 角を曲がるつくしを追う司。 「調子に乗ってんじゃないよーっ!」司の顔面にパンチが飛ぶ。 先ほどの高級車を暴走させていた女性だ。 「うっそ・・・。」つくしも驚いてその場に固まる。 その女性は今度は司に回し蹴り。 そしてゆっくりつくしの方へと歩いてくる。 思わず、ファイティングポーズを構えるつくし。 「な、なんですか。」 「イテーよ、姉ちゃん。」司の言葉に、 「姉ちゃん!?」 その女性がサングラスを外し、「どうも。」と笑顔を見せた。 さばけた感じの中に、品の漂うその女の正体は… 司の姉、道明寺椿(松嶋菜々子)だった! 椿の車で学校に到着するつくし。学校中は大騒ぎ。 「何で牧野つくしと椿さんが!?」百合子たちも悔しそう。 「いつでもここに連絡して。」 椿がつくしに名刺を差し出す。 「はい・・・。って、ロサンゼルスぅ!?」 「つくしさんから連絡があったらすぐに飛んでくるからさ。」 「飛んでくる?」 「自家用ジェットで。」 「ホントに飛んでくるんだ・・・。」 「暫く日本にいるから、ご飯でも食べに行かない?」 「あの・・なんで、私にそんなに良くしてくれるんですか?」 「うちのバカな弟が迷惑かけたみたいだしさ。 ていうか・・・なんか同じ匂いがすんのよねー。」 「え?」 「私と。」 クンクン自分の匂いを嗅ぐつくし。 「やだー。天然なところは司と一緒! あいつ結構つくしさんに惚れてるんじゃないかなー。」 「はい!?」 「じゃあ、又!いつでも連絡して。」 「あ・・はい。ありがとうございました。」 車が猛スピードで校舎を出ていく。 「カッコイイ・・」 うっとりと見送るつくしを突き飛ばし、3人娘が「カッコイイー!!」と騒いでいた。 会社に到着する道明寺楓(加賀まりこ )。 秘書の一人が楓に椿の帰国を報告すると、 「プライベートな用件を私に伝えようとしているのね。 西田、退職金の用意を。今日までご苦労さま。」 そう言い秘書を即刻クビにした。 道明寺グループ役員臨時総会の席で、代表の楓は 「ホテルのっとりを仕掛けてきた男の黒幕はイギリス人の投資会社。 身柄は押さえてあるが、この状況が長引くとマスコミに情報が漏れる恐れが。 となると、道明寺グループ全体に影響しかねない」と報告を受ける。 『道明寺グループ今期25%増収 独禁法に触れると批判の声』 新聞記事を読みながら、椿は「相変わらずやりたい放題だね、お母さんも。」と 司に言う。 「なんだよ!勝手に入ってくんなよ!」 「さっきは悪かったね。」椿が弟に笑いかける。 「つーかさ、何で帰ってきたんだよ。」 「ちょっとうちの人に頼まれてね。」 「あのボンクラ親父、またヘマしたのかよ。」 「人のダンナを捕まえてボンクラ親父はないでしょう。」 「好きでもねー男、庇うことねーじゃねーかよ。」 「今は幸せだから。ま、それなりにね。」 「結婚するときはあんなに嫌がってたくせに。」 「え?そうだけ? ていうか、もしかして離婚してここ戻ってきてほしい? お姉ちゃんに一緒にいてほしいの?」椿が司をからかうように言う。 「キモいこと言ってんじゃねーよ。 つーかさ、いつまでいるの?」 「ん、2週間ぐらいかな?」 司の表情が曇る。 「またそんな寂しそうな顔してー。すぐに戻ってくるからさ。」 「別に戻って来なくていいよ。」 「ねーねー、司さ、あの子のこと好きなの?」 「は?」 「ほら今日司が追い掛け回してた、つくしちゃん?」 「何言ってんだよ、突然!んなわけねーだろ。」 「ふーん。ふっふっふっふ。」 「なんだよ!」 「女の子は優しくしてあげないと、離れていっちゃうからね。」 「意味わかんねー。つーか関係ねーし。」 「恋の悩みだったらお姉ちゃんなーんでも相談に乗るから いつでも連絡しておいで。」 「・・・姉ちゃん、」 「あ!ねーねーねー、ほら、静ちゃん載ってるー! へ~。静ちゃん、家継がないで留学すんのー!」 椿に相談するきっかけを失ってしまった司。 本当は何て言いたかったのでしょうね。 家の窓から夜空を見上げるつくし。流れ星に 「明日こそ・・・会えますように・・・。」と願いをかけた。 司も同じ頃夜空を見上げていたが、窓に背を向けた隙に流れ星が流れた。 類のハンカチを手に、つくしは非常階段へと向かう。 その後姿に気が付く司は・・・。 非常階段に類の姿はいなかった。 「何でいないの・・・。 会いたいよーーーーっ!!!」 そこへ、類がやって来た。 「うそ!!」 「誰に会いたいの?」 「へ?いや、あ、あの・・・ っていうか、久しぶり、ですね。 あの、これ、」 「静がさ、フランス戻るっていうんでいろいろバタバタで。」 「本当に・・・フランス戻るんだ。」 類は遠くを見つめたまま何も言わない。 「いいの?・・・それで。」 「あいつってさ、誰が何と言おうと、自分で決めたことは譲らないんだ。」 花沢類の寂しそうな横顔を見つめるつくし。 そして、そんなつくしを司が切ない表情で見つめていた。 司は二人に声をかけず、そっと非常階段の戸を閉めた。 昨日の流れ星の効果かな。 「会いたいよーっ!」って思いっきり叫んじゃうつくし、可愛いです。 そして、司の寂しそうな姿が少し可愛そうでした。 「でもさ・・・もしかしたら、もう二度と、会えない、んだ、よね・・・。」 「会いたい?」 「え?」 「静にもう一度、会いたい?」 「あ・・・いや・・・」 「さっきの会いたいよーって、静のことでしょう。」 「あー。まぁ・・・。」 「静のこと、憧れの人だって言ってたもんな。」 =藤堂家= 類に連れられて静を訪ねていくつくし。 類は静の母親に挨拶にいっている間、つくしは静と話をする。 1週間後に出発を控え、荷造りをする静。 「今日ね、大学に正式に退学届けを出してきたの。」 「じゃあ、もう戻って来ないんですか?」 「そうね。そのつもり。」 つくしは部屋に飾られた写真に気付く。 「わかる?4人組と、私。 その横のは、類のちっちゃい頃。可愛いでしょう。」 そこには、静の隣で明るく笑う類の笑顔があった。 「こんな笑顔・・・見たことない・・・。 本当に・・・ずっと前から・・好きなんだ・・・。」 「フランスに行かないで下さい。」 「ちょっとどうしたの!?」 「花沢類のために、日本にいてほしいんです。 いつも、学校の非常階段で、会うんです。 ずっと、静さんが帰ってくるのを楽しみに待っていて・・・ 静さんのことを話しているときは、とっても優しい顔をして笑ってて。 でも、静さんがフランスに行くって決まってから、 非常階段にも来なくなって・・・ 久しぶりに会ったら、泣きそうな顔して笑ってて・・・。 静さんがフランスに戻ったら、花沢類は、花沢類じゃなくなっちゃうような 気がするんです。 だから・・・お願いです。日本にいてください。」 「ごめんね。そのお願いは聞いてあげられない。」 つくしはおもわず土下座をして頼み出す。 途中から部屋に戻っていた類もその様子に驚く。 「お願いです、静さん! 無理は承知の上です。バカなことしているっていうのはわかっています。」 「顔を上げて。 私はね、物事を決めるっていうのは、海外で買い物をするのと同じだと 思っているの。 チャンスを逃して、買わないで日本に帰ってきてしまったら、 それはもう二度と手に入らない。 人間ってね、常に、あの時ああすれば良かったなと思いながら 生きているんだと思うの。 でもね、私は、それだけは絶対に嫌なの。 後悔するかもしれないって思いながら生きていきたくはないの。 私は、私らしく、自分らしく生きていきたいの。 わかってもらえるかな。」 「・・・わかります。 余計なこと言って、すみませんでした。」 「ううん。嬉しかった。ほんっとうに。 類のこと、よろしくね。」 「・・・本当に、すいませんでした。」 つくしが静の屋敷を飛び出すと、類が声をかけてきた。 「何やってんの。」 「・・・え?」 「何だよ、さっきの。」 「え・・・いや・・・。」 「誰がそんなことしてくれって頼んだよ。 そんなことしてもらう為に連れてきたんじゃない。 俺のため?何だよそれ。 余計なことしないでくれよ。」 「余計なこと?」 「何考えてんだ。 あんなところで土下座なんて。」 「私は、」 「何でそんなこと出来るんだよ。 信じられないよ・・・。」 「そんな、切なそうな顔をして・・・。 もう二度と会えないかもしれないのに、」 「あんたには関係ないだろう。 帰れよ。 帰れ!」 つくしは泣きながら走り出した。 公園で泣き崩れるつくし。 静のポスターをただじっと見つめる類。 クラブで大暴れする司。 成田国際空港に静を見送りに生徒達が集まっていた。 「静。この間のパーティーん時さ・・・」と道明寺。 「わかってるって。」静が微笑む。 「俺たちも、応援してるからさ。」 「私もみんなのこと応援してるから。 類にもよろしくね。」 類は来ていなかった。 「じゃあ、行ってきます。」 集まった人たちが名残惜しそうに静の周りに集まる。 「静さーーん!!」つくしがやって来た。 「来てくれたの!」 「すいません。遅くなっちゃって。 花沢類は?」 「来てないの。ほんと子供よね。 そうだ! これ、履いてくれる? この靴すごく似合ってたから。」 静はパーティーの席で貸してくれたシルバーの靴を差し出す。 「でも。」 「これから、たっくさん素敵なところへ連れていってもらってね。 私も頑張るから。」 「え?」 「じゃあね。」 「みんな、さようなら!」 みんなが手を振り見送る中、つくしは静に頭を下げた。 F4が類の姿に気づく。 「お前、いつからいたんだよ。」 「1時間ぐらい前かな。」 「何だよそれ。」 「ずっと見てたから。」 「ばっかじゃない! 追い掛けなよ。 好きだったら、どこまでも追いかけていけばいいじゃない。 影で見ていて、それで満足なの!? あんた、それでも男なの!?」つくしが類を怒鳴りつける。 「行くよ。」 「え!?」 「俺もフランス、行ってくる。」類がチケットを見せる。 「マジかよ・・・。」西門が呟く。 「牧野、俺さ、お前のそういうとこ、すげー好きだったよ。 俺には持っていない強さがさ。 ガツンと来た。このままでいいワケないってさ。 ありがとう。」 花沢類はそう言い、つくしの頭にキスをした。 その様子をじっと見つめる司。 類は司に何も言わずに通り過ぎた。 「待てよ類! ホントに行くのかよ。」今にも泣き出しそうな司。 「うん。」背中を向けたまま類が答える。 「何だよ。何で俺に何の相談もねーんだよ!」 「ごめん。」 司は類に歩み寄り、自分の方を向かせて言う。 「今までずっと一緒だっただろう! いきなり離れ離れかよ! 何だよ、お前。やることが突然なんだよ。」 「司、この前のことなんだけど、」 「そんなことどうだっていいんだよ! なぁ・・・本当に行くのかよ・・・。 なぁ類。 ざけんなよっ! お前・・・お前、向こうに行ったら俺ら誰もいないんだぞ!? 大丈夫なのかよ・・・。なぁ類!?」 「元気でね・・・司・・・。」 類が本気だと知り、司は引き止めるのを諦める。 「あぁ。パリで、パリで調子こいてるヤツ見つけたら、すぐに連絡してこいよ。 俺ら3人ですっ飛んで行くからよ。 いいな。わかったな。」 「ありがとう。行ってくる。」 類はもう一度つくしを見て歩き出した。 西門・美作がどこからかリンゴを持ってきて司に渡す。 「類!」司がそのリンゴを類に放った。 類はそれを受け止め、笑顔で歩き出した。 類を乗せた飛行機が飛んでいく。 「バイバイ。花沢類。」つくしが小さく呟く。 「類ー!がんばれよー!類ー!気をつけてなー!! るーいーーー!! るーーいーーー!!」 大声で叫び続ける司を、西門と美作、そしてつくしが微笑んで見つめていた。 =団子屋= 「ちょっとだけ、見直しちゃったかなー。」 「ふ~ん。男と男の友情だね。」と優紀。 「案外いいヤツじゃない、その男。 私がかつて愛した男にも、タイガーマスクって呼ばれた男がいてね。 顔は強面で凶暴なんだけど、温かい心を持った男でね、 実は彼、孤児院に仕送りしているプロレスラーなんだけどね。」女将が言う。 「まんまタイガーマスクじゃん!」とつくし。 「彼はね、優しい素顔を誰にも見せてはならない寂しい男なの。 そんな彼をわかってあげられるのは、私しかいなかったわ・・・。」 「何が言いたいのかさっぱりわからない。」優紀が呟いた。 自宅のベッドに横になり、類のハンカチを見つめるつくし。 「結局、返しそびれちゃったなー。」 そう寂しそうに呟いたあと、笑みを浮かべるつくし。 道明寺家。 「るい・・・へ。 パリは、どうだ? 元気か?」 花沢類に手紙を書く司。 類がつくしの頭にキスしたことを思い出す。 「ぶっちゃけ、るいは、牧野つくしのことを、好きな、」 「何書いてるの?」 急に椿に声をかけられ驚く司。手紙を身体で必死に隠す。 「もしかしてラブレター!?」 「ちげーよ! ってか勝手に入ってくんなってば。」 その隙に椿、司の手紙を奪う! 「数へ・・・?」 『数へ。元気か・・・』と書いてある。 「類だよ、ばーか。漢字も読めねーのかよ。」 「私が変わりに書いてあげようか?」 「なんでだよ!それじゃ心が伝わらないだろ!」意外と律儀! 「司さ、今さら類に何を伝えたいわけ?」 「あの野郎、静を追いかけてフランスへ行きやがってさ。」 「へ~。そうだったんのー。やるねぇ、類も。」 「冗談じゃねーよ。男の友情ほったらかしやがってよ!」 「愛する時は、そのために何かをしたくなるものです。 犠牲を払いたくなるものです。 奉仕をしたくなるものです。」 「は!?」 「ヘミングウェイの小説の一説。 本当に、心から愛する人が出来たとき、司もわかるでしょ。 でもね、司。あんたは強引なところがあるから、あんたは慎重にね。 いい?急がば回れ、だからね。 人の心はお金じゃ買えないんだよ。 愛されたければ、まず、あなたから愛しなさい、てね!」 「ヤバイよ姉ちゃん。俺今、雷が落雷した。」 「雷が落雷って使い方違うから。」 「完璧に悟りが開き直った!」 「悟りは開き直らないし。」 「さすがだよ、姉ちゃん!サンキュー、マジで!! 明日帰るんだよな、気をつけて帰れよ。 最高のオキミヤギになったよ! 次に帰ってくる頃には、俺も一皮むいてっからさ。 そっかぁ!オッケーオッケー!」 「・・・いいのか・・・このまま帰って・・・。」 弟に不安いっぱいな椿だった。 つくしがお弁当を広げていると、百合子たちがやって来た。 「類さんいなくなって、かわいそうー。」 「静さんももう戻って来ないだろうし。」 「椿さんもロスに帰ったらしいし。」 「貧乏人の味方は誰もいなくなってしまったとさ。」 三人の高笑いが響き渡る。 「文句あるならかかってきなよー! いつでも相手してやるっつーの!」 「そんなに強がらなくても、」 そう言いかける百合子を突き飛ばす道明寺。 「いやぁ。道明寺さまのお手が触れ、」 「うるせーんだ、ブスっ!!」 「何よ・・・」思わず身構えるつくし。 「おっとっと・・・。 急がば、回れと。」 司はそう呟くと、いきなりつくしの座るテーブルの前を1周し、 「日曜、恵比寿ガーデンプレイス、時計広場、1時。」 とだけ言い立ち去った。唖然とするつかさ。 「何で、何で道明寺さまがあの女に会いにくるわけぇ!?」 「ていうか、デートの誘いっぽくなかった!?」 生徒達は大騒ぎ。 「えぇ!?」 つくしは司を追いかける。 「あの・・・」 「あぁ!?・・・なんだー。」照れ隠しに怒鳴る司。 「さっきの・・・なんですか?」 「なんですか?わかんねーのかよ、バーカ! つまり・・・ハミングイェーだよ。」 「ハミング・・・イエ?」 「フッ。本を読め、本を。」司はそう言い立ち去った。 恵比寿ガーデンプレイスに降り立つ司。 黒いニット棒姿。原作とそっくり!! 腕時計を見ると、12時45分。 「早く着きすぎたぜ。 ま、5分前になっても来なかったらぶっ殺すぞ。」 その頃つくしは優紀と買い物をしていた。 優紀は行かなくていいのか、とつくしに言う。 「何が悲しくて、日曜日にあんな男に会わなくちゃいけないわけー!?」 「でも行かなかったら逆襲、すごいんじゃない?」 「確かに。」 「行くも地獄。行かぬも地獄だね。」 「ま、宣戦布告しているこっちにしてみれば、どの道関係ないわよ。」 買い物をしながらも、つい時間が気になってしまうつくし。 1時15分。 司も時計を見つめてため息。「ぶっ飛ばす!」 ゲームセンターのUFOキャッチャーでタイガーマスクをゲットする二人。 お面をはずして見ると、その素顔はどこか優しげだ。 女将さんが言っていた言葉を思い出す二人。 雨が降ってきた。 つくしは類を見送る時の司の表情を思い出す。 4時過ぎ。 「ごめん。優紀!」 つくしは道明寺の下へと走り出す。 「私をデートに誘う? まさか、まさかそんなわけ、ないよね。 時間も時間だし・・・いるわけない。 いるわけ・・・。」 雨の中、ずぶぬれの道明寺がそこにいた。 「うそ・・・。なんで・・・。」 目の前の光景が信じられないつくしだった。- 配套讲稿:
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